お久しぶりです

お久しぶりです。

肝心の今後の新規記事ですが、はてなブログはかなり書きやすい感じがするのでまた何か書くと思います。何をいつ書くかわからないのが何ともですが、奇しくも今回旧ブログのあったサービスであるブロマガの終了を機に久々にブログに向き合えたことや、以前少しnote.comの投稿画面を触ってみて「ブログの方がいいな」と感じたことなどから、今度は割と早い段階で何か書くんじゃないかと思います。

前回の記事でこのように書いておいて、結局2年以上何も書いていませんでした……。

 

確か、更新日時を表示するようスタイルを改修し、しかるのちに過去記事を少し更新、その後新規記事を書いてみるという風に考えていたはずなのですが。

実際にスタイルの改修を試みて、見つかった記事の通りに書き替えてみたものの上手くいかず、結局過去記事の改修も新規記事投稿もしないまま時間が流れてしまったと記憶しています。

 

その更新しようと思っていた記事も、先日行われたニコニコ動画配信システムの完全HLS化によってもはや完全に過去のものとなったと思われることですし、

スタイル改修にはそこまでこだわらずに行こうと思います。

ちょうどここに書きたい話もできたことですし。

 

今回この記事を書く中でも、はてなブログは便利だなと感じさせるところが多々あります。

時間を見つけて何かしら誰かの役に立つことを書いていきたいところです。

はてなブログに引っ越しました!

Crystal_14と申します。私のブログ「Crystal_14のブロマガ」を置いていたニコニコのユーザーブロマガサービスが終了するにあたって、ブロマガのエクスポート機能を使い、このはてなブログ「Crystal_14のブロマガ(新)」として引っ越してきました!

 

引っ越しに関して

しかしこれが結構大変でした。記事のインポート自体は簡単にできたのですが、画像の方が難航しまして……。

どうやら、はてなブログの記事編集画面から画像をアップロードした場合は長辺1200pxに合わせてリサイズされるようになっている*1のに対し、インポート機能の画像データ移行で取り込んだ画像ははてなフォトライフにおける設定そのままにリサイズされてしまうようでした。

その設定のデフォルトが長辺800pxだったおかげでかなり画質が下がりまして、何回もインポートをやり直した末に、上述のはてなブログからアップロードすれば長辺1200pxになることを自分で確認し、はてなフォトライフの設定をそれに合わせることでどうにかまともに取り込めました。

本当のところを言うと、設定の数値にかかわらず(長辺が設定値以下であっても)強制的に圧縮が行われて画像が劣化する仕組みもいかがなものかとは思ったのですが、まあブロマガのインフォで移行先として提示されていたブログサービスの中から諸々加味してはてなブログが最も自分に合っていると判断した以上、そこはある程度目をつぶることと致しました。

 

そうしてとにかく引っ越しを完了させたはいいものの、どうも「これでよし」と判断するまでに何故か時間を要してしまいまして……なまじブロマガに慣れすぎていたのもあってか、これで良いのか? という思いを納得させるまでに数日を要し。

そもそもインポートを行ったのが先月末だったというカツカツなスケジュールもあり、また今月月初は色々と忙しく、あっという間にニコニコのユーザーブロマガ終了日である今日、10月7日が来てしまいました。

昨晩にようやく踏ん切りを付けた私は非公開状態だったこちらの新ブログを公開し、本日18時半頃に旧ブログ(ブロマガ)の方で移行告知と新ブログのURLを貼ろうと管理画面を開いたら、

 

ブロマガがあった画面上にこう表示されている:「ユーザーブロマガのサービスは終了いたしました  ユーザーブロマガサービスは2021年10月7日をもちまして終了いたしました。 長らくのご愛顧ありがとうございました。ニコニコチャンネルトップへ 」

 

もう終了してました。

 

いやはや、まあ勝手に24時終了だと思っていたのは私ですから、さして文句は言えないのですけれども……。しかし我が儘を言っていいのなら、できれば何時頃に閉じるかは教えてほしかったという思いもあり。

終了時刻ギリギリに移行を知らせても意味がないだろうと思われるかもしれませんが、実はブロマガにはメール購読という機能があったので、それに登録している人の元にお知らせを届けるのが目的だったのです……。4人のメール購読者様方、大変申し訳ありませんでした。

忙しいやらなんやらあったとは言え、やはり早め早めの行動が大事ですね。そう身に染みました。

それでも、このはてなブログへの記事インポートは最低限済ませ、かつそれを本採用する決意も既に固められていたことは幸いでした。万が一別なブログでもう一度取り込み直そうなどと考えていたら、ブロマガで書いてきた記事を失うことになっていたかもしれません。これに関しては感謝しかない。

 

過去の振り返り

しかし、ブログの引っ越しにあたり改めて過去に書いた記事を読み返してみると、大分今となっては恥ずかしい内容のものも多いですね。

crv.hatenablog.com30分もある自作動画の原稿をほぼそのまま載せたこの記事など、そもそも元の動画自体の内容が良くなく、次に投稿した動画の説明文で反省の意を述べたほどです。にもかかわらず、その「次に投稿した動画」(反省を踏まえた上で作成した)の方についてはブログでは「動画を投稿しました」というタイトルとプレーヤー埋め込みのみで済ませてしまっているという……

crv.hatenablog.com一応、動画の制作手順自体からいくらか見直した影響も確かあったような気がするのですが、それにしても。

旧ブログ(ブロマガ)からの移行にあたって全記事を公開状態で持ってきましたが、ことによると上述の記事は後ほど非公開にするかもしれません。

他の記事でも言葉遣いからして痛々しいというか恥ずかしいというかなものが結構あり……というか、この記事自体も急いで書いたものだからかなり口語的かつゆるい口調になってしまっており、数年後の私がこれを読んで恥ずかしがっているような気が今から致します。

何故急いでいたかというと、旧ブログからの誘導が間に合わなかったとはいえ、せめてブロマガ閉鎖日である10月7日のうちにこの記事を投稿しておきたいと考えていたから(+今日は早く寝た方が良いから)なのですが、あえなくもう日付を越してしまいました。

 

そういえば、タグやカテゴリを移行するのも忘れていました。それらはエクスポート・インポート機能では移行されないので、手動で写そうと思っていたのですが。

しかし、これに関してはブロマガのタグ・カテゴリとはてなブログのタグ・カテゴリで勝手が違うようですし、改めて設定し直せば良い話のような気も致します。

 

はてなブログを使ってみて/今後のこのブログについて

今こうしてはてなブログの記事投稿機能を用いているわけですが、変な表現ですがなんだかブロマガの正当進化版のような気がします。ライブドアはてな・goo・エキサイトのうちここが一番(私にとって)良いだろうと判断したのはやはり間違いでなかったようです。

今のブログデザインはほぼ(完全に?)はてなブログのデフォルト状態のままなのですが、基本テーマは変えない(他のブログで見たこのスタイルが好きだったのもはてなブログを移行先に選んだ理由の一つなので)にしても、サイドバーの内容など一部の要素をカスタマイズしたり、更新日時の表示機能を実装してみたりはするかもしれません。

(あるいは今後ガラッとテーマを変えたいと思ったとしても可能であるあたりがはてなブログのすごいところ。リアルタイムでデザインをプレビューできますし。ブロマガの時はデザイン回りの簡単さに好感を抱いていましたが、はてなブログのように最初は簡単に始められてカスタマイズしたければ色々できるというのも良い塩梅のUXだと感じています)

 

それから過去記事にタグやカテゴリを付与するですとか、あるいはハウツーの記事を更新するとかいったことも後で行うと思います。一方である程度後でも良いのかなと思ってもいます。

肝心の今後の新規記事ですが、はてなブログはかなり書きやすい感じがするのでまた何か書くと思います。何をいつ書くかわからないのが何ともですが、奇しくも今回旧ブログのあったサービスであるブロマガの終了を機に久々にブログに向き合えたことや、以前少しnote.comの投稿画面を触ってみて「ブログの方がいいな」と感じたことなどから、今度は割と早い段階で何か書くんじゃないかと思います。

いずれにせよ、私にとってこのはてなブログにおける新ブログが、単にブロマガにあった記事を移動するためだけの保管庫ではなく、現役の私のブログであることは確かです。

 

ニコニコのアカウントから独立したものだから、締めの言葉をどういう想定で書けば良いのか少し迷ってしまいましたが、ともかく、もしこの記事を読んで下さっている方がいらっしゃるのでしたら。

お読みいただきありがとうございました。

 

P.S. いやほんと便利だなはてなブログ……。

*1:1024pxであるという情報もあるがおそらくこれは過去のもの

【文字起こし】テレ東HD株主総会2019【質疑応答】

テレビ東京HD株主総会 質疑応答

議長(小孫茂社長):
質疑の手順でございますけれども、ご発言の際は挙手をしていただきます。私が指名致しましたら、お近くのマイクにて、入場表の番号をお知らせいただいたうえ、要点を簡潔にまとめてご発言ください。
尚本日は多くの株主の皆様にご出席いただいております。なるべく多くの株主様からご質問をいただくため、ご質問はお一人につき一度に一問とさせていただきます。
また、ご発言の後はお席にお戻りください。ご着席いただいた後に、私が指名する回答者からご回答申し上げます。
それでは、報告事項及び、第一号から第三号に決議事項に関するご質問、ならびに、同義を含めた審議に関するご発言を、お受け致します。
これから質疑を追って致しますがその前に、去年もそうだったんですが会場お寒いようにここで感じているんですけれども半袖の方もおられるようですが、空調大丈夫そうですか。

株主:
大丈夫です。

議長:
大丈夫ですか?

株主:
大丈夫です。

議長:
はい。ありがとうございます。
それではもしお寒い方もし何かお持ちでしたら、羽織るような、お願い致します。
ありがとうございました。
それでは、ご発言される方は挙手をお願いします。

株主:
はい。

議長:
はい、ありがとうございます
前列の、その、シャツの

株主:
はい。

議長:
お願い致します

株主:
180番です。

議長:
はい

株主:
よろしくお願いします

議長:
はいよろしくお願いします

株主(180番):
二年前に放送されましたけものフレンズという番組があってそこで監督を務めた尾本達紀が昨年九月に脚本料や脚本印税を一円ももらっていないと発言しています。けものフレンズの脚本担当者は、放送開始時には田辺茂範さん名義でしたが、二年前2017年5月26日にたつき名義に変更されています。脚本担当者と認めたにもかかわらず脚本料や、2017年8月の再放送やあにてれの配信などの二次仕様にかかる脚本印税等について、報酬を支払わないのは、下請法に違反していないでしょうか。
また、本年一月から三ヶ月間放送された続編のけものフレンズ2の制作は本来前作から引き継いでこの尾本達紀さんが依頼されていたんですが、この所属されているアニメーションスタジオの福原慶匡プロデューサーによると、制作途上の2017年8月テレビ東京も参加している製作委員会から、具体的理由の告知なしに突然降板が宣告されたという事です。
このように一方的なけものフレンズ2制作からの介入は、独占禁止法禁止事項の優越的地位の乱用、とか下請法禁止事項の不当な給付内容の変更等に該当していないでしょうか。
ともかく、尾本達紀さんに対するテレビ東京の処遇が妥当なものなのか、違法性の部分も含めて見解をお願い、ご教示願います。
あとあの、こんな質問をさせていただいた理由、説明させてください。
今アニメ番組の制作現場は著しく劣悪な環境にあります。先ほどの尾本達紀さんのように、報酬も与えられず、突然仕事を取り上げられたりする、後任のアニメ制作プロも納期を切り上げられ、連日連夜の激務の末に、深く体調を崩し、入院した社員も居たと聞き及んでおります。
アニメのテレ東と呼ばれるほどにアニメ番組を大事に大事に保ってきたはずのテレビ東京が、クリエイターを酷使し、使い捨てている現状は、遺憾と言うほかございません。
尾本達紀さんはけものフレンズ2の仕事を打ち切られた後に、失意の後に筆を折ろうかとすら思ったという話なんですけれども、その後外資系企業のAmazonと協力してケムリクサっていうアニメを、けものフレンズ2と同時期に放送を最近しました。アニメ番組の人気の尺度の一つにBlu-ray Discの売り上げがあると思うんですけれども、
(※尾本達紀:アニメーション監督「たつき」の本名。けものフレンズ(1期)では監督・シリーズ構成・脚本を担当)
(※田辺茂範:Age Global Networks社所属の脚本家)

議長:
株主様、失礼致します。

株主(180番):
はい。

議長:
先ほど、申し上げましたように、株主様以外にも大勢お見えでございますので、

株主(180番):
失礼しました。

議長:
質問は承りました。

株主(180番):
じゃあ、最後に一つだけ。
クリエイターのことを大事にしてあげてください。
以上です。

議長:
勿論、大事にしているつもりでございますが、今の質問、2つありました先ほど私お一人一回一問と言うことを申し上げましたので、今の質問、前半を中心に、けものフレンズについての私どもの見解ということで、一つの質問としてお受け致します。
それでは、この質問に関しましては田村専務からご回答申し上げます。

田村明彦専務:
担当の田村です。議長の指名によりお答え申し上げます。
まず最初の、脚本印税の件についてなんですが、
弊社の処理、失礼、二次利用の発生、そういったものすべて、契約書に則って支払いをしております。
それから、監督の交代につきましてはですね、製作委員会の総意、まあアニメの制作においてはですね、ままあることであるとそういうふうに聞いておりますが、製作委員会の一人と言うことで、関係~(?)で承っております。
以上報告申し上げました。

議長:
以上ご回答申し上げました。
次のご発言の方、挙手をお願いします。
その、後の、女性の方どうぞ。
はい、あなたです。
その右、はい、はいどうぞ。

株主:
490番です。

議長:
はい、ありがとうございます。

株主(490番):
弊社は、先ほどご説明の中に社会に必要とされる企業となりたいというようなことを仰っておられましたが、報道機関として、必要とされる、弊社としての報道姿勢特に、報道しない自由というものに対して質問したいと思います。
確認から。関西地区の暴走、連帯労働組合関西地区生コン支部、通称関西生コンという組織で数々の脅迫や威力業務妨害などで50人以上の逮捕者を出すというとんでもない事件があり、ツイ数日前にも新たな逮捕者が出てます。
ところがどのテレビ局も全く何の報道もしてません。わずかに関西ローカルの番組と産経新聞がちょろっと報道したのみなんですね。逮捕に当たった滋賀県警っていうのは犯罪組織対策課ということでもわかるように、関西生コンの実態というのは恐喝や嫌がらせ、威力業務妨害などで関係組織との業務契約を強要するという、やくざまがいの組織なんです。何故このような大規模な逮捕劇が報道されないんでしょうか。一体どこに忖度して、誰に忖度して、報道しないのでしょうか。
この関西生コンというのは辻元清美議員とか福島みずほ議員とか一部野党の政治家や在日韓国・朝鮮人団体との強い繋がりというのが一部週刊誌やネットなどで広まってますけれども、何か圧力でもあるんですか?
圧力をかけられては報道しないんでしょうか。
(※「弊社」は原文ママ

議長:
あの、ご質問は承りました。

株主(490番):
はい。

議長:
どうぞ席にお戻りください。
先ほども申し上げました

株主(490番):
これでおしまいなんですが

議長:
はい。

株主(490番):
あの最後にちょっとお願いがあります。

議長:
はい。

株主(490番):
テレビ局全般なんですが、弊社でもスポーツ中継など、力を入れてらっしゃるようですが、来年の東京五輪、準備に余念がないとは思いますけれども、数年前に日本のテレビメディアがIOCから重大な警告を受けるという恥ずべき事態がありました。傍若無人の取材姿勢が批判を浴びました。来年の東京五輪でもそのようなことが繰り返されるんじゃないかと危惧しております。アスリートとかスタッフなどに、馬鹿騒ぎして迷惑かけるような事態は絶対やめていただきたいと、これはお願いです。

議長:
はい、承りました。
今のご質問につきましては、放送しない自由という冒頭の部分につきまして、ご回答申し上げます。
担当の石川専務からご回答致します。

石川一郎専務:
担当の石川でございます。議長の指名により答えさせていただきます。
~(?)ご質問ですが、向こうの政治勢力とかですね、色んな団体からの圧力、あるいは忖度をしてですね報道しているということはございません。報道しないということはございません。
我々としてはですね常に、社会の皆様に知っていただける、必要があると判断した問題について報道していると、いう姿勢をとっております。
以上でございます。

議長:
はい、ご回答させていただきました。
それでは次の方、挙手をお願い致します。
どうぞ、その一番、最前列の。
はい。

株主(59番)
59番の○○と申します。
一次情報の扱いについて聞かせて(?)ください。
最近ネット上の情報、例えばトランプ大統領のツイートや、いま日産の記者会見、株主総会がライブ中継やってるんですけどもそれを基に記事を書いたりすることがあると思うんですが、テレビ東京さんのWebニュースを拝見すると、そういう一次情報にリンクを貼っていないと思うんですね。これ引用要件という点で見るとこっからやってよ(?)って言えばいいんでそれは満たすんですけど、それは報道姿勢としていかがなものなのか。まあ、最近、切り取りとか、誤解が、ネット上で色々言われたりする中、その、リンクをしないやり方というのはいかがなものなのかっていうのを一次情報の扱い方についてどのようにお考えかご感想(?)ください。

議長:
はい。ありがとうございました。
この質問につきましても、石川専務からご回答申し上げます。

石川専務:
担当の石川ですお答えさせていただきます。
一次情報についてはですね我々が原稿、記事を書く際の重要な情報源としてですねそれを、使って、書くことは、当然のことでございます。それにリンクをしていないということであればですね、政争(?)にもあるかもしれませんけれども、色々な場面を想定しながら我々としては放送していると、いう事をご理解いただければと思います。
どうもありがとうございました。

議長:
続い、次のご発言の方、どうぞ挙手をお願い致します。

株主:
はい。

議長:
どうぞ。

株主(58番):
はい。
58番の○○と申します。あの事前質問状、あの9問出さしていただいているんですが、ご回答ちょっと無かったので非常に残念だというところで、まあ、質問させていただきますその中でかいつまんで、放送法改正、その中で、インターネットの方で、あの、まあ、あの、テレ東の方でも行っているインターネット配信、ありますが、その中で懸念されるのがNHKです。その中で、NHK含めた放送法改正するところで、NHKというのが非常に脅威だと、民業圧迫だと私は思っております。そういった中で、NHKが特に酷いのは立花孝志さんという政治家が出てきているのに、その事を全く報じないというか、そういうような論調が非常に気になりました。そういう事含めてNHKの受信料制度を嫌がっている結果、民法特にテレ東、というこれ一番ネットワークがちっちゃい、キー局の中でちっちゃい放送局として、懸念すべき事項だと思います。視聴料制度にNHKを移行させるなりなんなり圧力をかけるような、報道を、日経新聞を中心に世論形成をするだとかっていうことを何故しないのかってところが、私としては思いました。~(?)スカパーに対して、出資してますけれども、会社として、何故NHKをたたきつぶして、スクランブル放送にして、視聴率を、NHKの視聴率を下げ、民放であるテレ東の視聴率を上げようとしないのか、というところで、放送法改正の観点で、どのように考えているのかということで、それで、質問させていただきます。
で他にも、いろいろありますが、コンプライアンス、重視していただきたいと思います監査役、の村田さん含めてね、BSフジの取締役の息子、めんこいテレビの方に勤めてた人が、色々問題を起こす包丁を振り回しただとか、そういう事やってます。そういうとこよく監視していただきたいなと思います。
てことで、あと吉本興業との一連のこと、朝から今日他局含めて、やってますその事、村田さん中心によく監視していただきたいなと思いますんで、よろしくお願いします。
(※立花孝志:政治家。NHKから国民を守る党代表)

議長:
はい、ありがとうございました。
ご質問はNHKの事について、ということ、これは~(?)ので、社長である私からお答え申し上げます。
株主様とは、いくつかの点で一致しない点もございますが、今の点につきましては、私どもにとってもNHKさんの肥大化というのはもちろん脅威、でございます。ただし、私どもが今、あのご引用のありました日本経済新聞社などと一緒にですね、NHKを叩き潰すなんていう行動はおそらく取れない、と思います。あの視聴者の皆様からのご支持がなければ、私ども民放も、NHKさんも、自分の利益のために我を張って何かをすると、それが実現するという時代ではない、と考えております。視聴者の皆さんの、ご理解、が得られる方向に、テレビ東京含めた民放努力する、中で、NHKさん、どう、してくださったらいいんだろうかと、いう議論を、色んな場で、広げていくという方法が一番、結果的には近道なのではないかと思っております。私の方から、私どもの民放の立場から放送法改正、ということを言う立場に、ございません事はご存じの通りでございます。私どもが企業努力を続けつつ、色んな場面で私どもの支持者を増やす事で、おそらく。NHKさんにもわかっていただける、あるいは関係者にもわかっていただけるというアプローチをとるのが精一杯ではないかと思います。
株主様、はじめ今日お見えの皆さん、それから普段、テレビをテレビ東京をご覧の皆さんの、力が必要でございます。視聴者の皆さんの、色んなご支持で私どもの動きが、作られています。どうぞ、あの、まずは、テレビ東京の番組をよくする、それで皆さんにとって、テレビ東京含めた民放が、の存在(?)ないい存在であるというご理解を、得られるような努力をした上で、NHKさんと語らっていくと、いう事になろうかと思いますので、ご理解のほど、よろしくお願い致します今株主様から、いただきましたご支持、については本当に、心から御礼申し上げますありがとうございました。
次の、方どうぞ。
その、真ん中辺の、はいジャケット羽織られてる
はい、どうぞ。

株主:
えっと、テレ東の番組はよく見ているんですけれども、あの、私が思うには、あのテレ東は、あの先ほどなんか先行投資って言ってこういう利益が、あの、下がっても、やるんだというような事を仰いましたけれども、あの、あの経済番組で日本の、日本の事に関して、あの財務省主導の、緊縮財政的なものを、あの支持するような、そういう風な論調があまりにも、多いんじゃないかなとい思いです例えば、今回消費税が、上がる訳ですけども、あのその消費税に対しての、あの強烈な批判とか、そういう声が、あのテレ東からは、聞こえて参りません。MMTという、あのそういう風な、あの共存、あのこういう風な、あの、公共投資をして、経済を活性化させていくっていう風な、あの考えが、あるんですけれどもそういう風な事に対しての、あの紹介、紹介とかそういう風な、事に対しての紹介とかそういうものも、見られません。あの財務省という、そういう風な財務省の緊縮財政、を支持しているからなんでしょうか。私は、このままでは日本が、あの、ますます萎縮してしまう、だからもっともっとこういう公共投資をして、財政出動して、あの、仕事をして、日本を活性化させる、そういう風な風に、あのテレ東が、動いてほしいと、思っております。
(※MMT:現代貨幣理論(Modern Monetary Theory))

議長:
恐れ入ります株主様あの、

株主:
はい。

議長:
ご質問は判りました入場表番号を、お伝え願いますでしょうか。

株主(216番):
二百十、216番の、○○です。

議長:
はい、ありがとうございます。
ただいまの質問についてはやはり報道局、関連でございますので石川専務から、ご回答致します。

石川専務:
担当の石川でございますご質問ありがとうございます。
あの我々としてはですね報道機関といたしまして、様々な社会現象、及び経済政策に関しましてですね、両方の立場から、幅広く報道する事を心がけております。それによって視聴者の皆様に考えていただける、あるいは判断していただけるようなですね材料を提供する事を今の我々の報道としてやっております。これは放送法という点からもですね、政治的な中立が求められておると、いう所もございまして、その辺に気を遣いながら、しっかり報道していきたいと思っておりますご指摘ありがとうございました。

議長:
ご質問ありがとうございました。
あの、それでは、大分時間も経過して、質疑も尽くされてきたように感じますので、ご質問はあと一問とさせていただきたいと思います。ご賛成いただける株主様は挙手をお願い致します。

株主:
動議、延長動議。

議長:
ありがとうございます。

株主:
延長動議。

議長:
ただいま、あの延長動議という声が私に届きましたけれども、今その前にあと一問ということで、過半数の賛成をいただきました。
賛成多数と認めまして、

株主:
過半数ありましたか?
過半数ありましたか?

議長:
はい。

株主:
過半数ありましたか。

議長:
聞こえませんが。

株主:
過半数ありましたでしょうか。

議長:
はいありました。
それでは、あの、賛成多数と認めまして、ご質問はあと一問とさせていただきたいと思います。
それでは発言される方は挙手をお願い致します。

株主(58番):
動議、修正動議。

議長:
ちょっとお待ちください。
一番後から二番目の、そのメガネの男性の方、はい、どうぞ。
どうぞ。

株主(496番):
496番です。業績に関してご質問します。
今年度というか当、あの、まあ今年、去年の4月から今年の3月までの業績、及び、ご説明の、あのプレゼンテーションでご説明になりましたあの中期計画、等の説明で触れられたですね、所謂、なんて言うんでしょうあの、先行投資的なもので業績が伸びないと、あの収益が、あのそんなに伸びないんだと、いう風なご説明があったという風に記憶しております。この先行投資、という事で一言の説明で、具体的な内容がよくわかりません。
事業報告のところではですね、配信関連の費用や、番組制作費における政策的な費用が増加したと、いう風な説明が書いてありますけれども、この辺、この所謂先行投資という風にご説明されているものに関してですね、もう少し具体的な内容及び金額、それを知りたいと思います。で、中経に関して申し上げれば、あの今年度、今年の4月以降の業績に関して、そういったものがどれだけの、影響力というかそれがあるのを、知りたいと思います。質問は以上です。
であと、これはあの、意見です。数年前の株主総会で、番組のテロップで誤字が散見されるという事を指摘した記憶があるんですが、以前に比べれば大分減ったのかなと、いう気がいたします。勿論私も24時間ずっと御社のテレビ見てる訳じゃないので、網羅的な事は申し上げられませんが、バラエティ等でですね、あの時折ぽろぽろと、なんだこれはと、いう風な、内容には全く関係ないんですけれども、番組の内容を損なう、番組の内容自体は全く問題ないんですが、そういった誤字等見つけると非常に、悲しくなります。番組製作者の意欲をそがない形で何とか、そういった点、向上をしてもらえたらいいな、という風に、思います。以上意見です。
ありがとうございました。

議長:
はい、ありがとうございました。
ただいまのあの株主様の後段部分につきまして、ご意見については私も全く、同感でございまして、社長として日々、現場に対しては、ケアレスミス、特に字幕、等ですね、大分減りました、ご指摘の通り、本当にありがたい事ですが大分、減る、ようになりましたけれども、それでも、まだ、時々、起こります。がっかりしますので、これを何とか、可能かどうか判りませんが0にしたいと考えておりますので、もうしばらく、お時間を、いただければと思います。
前段の方につきましては、確かに、先行投資の一言で、今回の減益の理由を申し述べました。大変失礼致しました。あの、省略する形で、短縮する形で申し上げた、という事でございますが、具体的に申し上げますと、あのご案内のように、新本社、に移転いたしました。この際に、本社を移転するというかそこにスタジオを新たに作り新しい技術を色々導入致しました。この際の設備投資これは将来に渡って、あの必ず、テレビ東京の、番組の質をよくするという事がはっきりしている投資、をやった分の減価償却が、18年度の、今回決算として出ている年度の、収支には反映しております。もう一つ、BSの、BSテレビ東京で4K放送を開始、いたしました。この設備投資もかなり、巨額、でございますけれども、4Kの投資に伴う、減価償却も、また、18年度からかかっておりまして、19年度、今年度は、数年、フルにかかって参ります。この2つは文字通り、将来の、先ほどNHKさんという話がありましたけども、NHKさんを含めた放送業界全体の競争、の中で、勝っていくためには、やらなくてはならない投資、の、分が、18年度そして19年度、また20年度も、ほぼ同じ額かかっているという非常にしんどいところにかかっている事は事実でございます。ただ、いずれも無駄では無くて、将来の放送力に必ず役に立つ、投資をしている、と判断しています。
もう一つ、設備投資とは違いますけれども、先ほどから、何個か、株主様からお話がありました、アニメ、の競争力強化、アニメの世界の競争が非常に激しくなっております勿論制作現場も、非常に厳しくなっているんですが、アニメの番組の制作更に販売というところは海外も含めて競争が激化しております。ここに勝っていくためには、良い目利きをしてですね、先々にヒットしそうなコンテンツを先行投資、仕込み投資をしていかなければなりません。それはその年度中に、売り上げまたは利益として回収できる保証は、ございません。その分が18年度はかなり積極的に、仕込みを、しました。それが、18年度の、減益要因の一つとして、これも将来へのある意味の投資、という形で、収支を若干、下げているという事でございます。このアニメについては、じっと腕組みをして待っていても絶対に収益は入って参りません。必ず新しい作を、作品を作ってそこに投資をする形で、まあ、視聴者の皆さんの、人気を得れば、そこから資金が回収できていくという構造に基本的にはございます。その投資を、18年度そして19年度も、今、増やして、将来に向けて花が開くような、種をまいているという事でご理解いただければ、大変、幸いでございます以上でございます。

株主(58番):
修正動議。

議長:
はい。以上をもちまして先ほど、最後に一つ、一問という事で質問をお受け致しましたが、修正動議、と先ほどからお声がかかっておりますので、どうぞ、手を上げていただいて

株主(58番):
はい。修正動議。

議長:
はい、どうぞ。株主さん~

株主(58番):
58番の○○です。1号議案、及び2号議案について、修正動議出させていただきます。
1号議案、25円の配当とあるんですが、さらに1円、高くして26円と、させていたた、するべきだと、なぜならば、報道機関として、共産党だの立憲民主だのが、やれ年金問題(?)だの内部留保をはき出せだのと、騒いでいます。放送局として、それらね、あの、所謂左派勢、そう、が、あの、根拠なき、事を色々言っている事に対して、うちの会社は、これだけ、あの配当を出しているんだという事を、知らしめるためにも、1円を、プラスした額にするべきだというところで、修正動議を出させていた、だきます。
2号議案です。日経新聞出身の、お二人、が株をあの一つも持っておりません。6番の新実傑さんと、13番の岡田直敏さん、こちら0株です。株を持たないという事は、我々株主に対して大変失礼な事だと思います。という事で、これら候補に変えて、打倒フジテレビ、打倒TBSという観点でホラン千秋および、坂上忍に、あの変えるべきだという事で、そういった、あの修正動議を出させていただきます。そのぐらいちょっとね、あの株買ってください。あの他の持ってない独立役員も、大橋さんや岩沙さんも確か持ってなかったと思いますが、身銭を切るなり、会社の制度を使って、~(?)一単元でもいいから、自分で、あの、買ってください。そういったところで、あの運命共同体だってところで、認識してください。
(※大橋さん:大橋洋治 岩沙さん:岩沙弘道

議長:
はい、(?)
第1号議案及び第2号議案に関する修正動議が提出されました。この修正動議につきましては、原案と一括して審議の上後ほど、原案と共に採決したいと思います。賛成いただける株主様の挙手をお願い致します。

株主:
賛成。

議長:
はい、ありがとうございました。賛成多数となりました。それでは、修正動議につきましては後ほど原案と共に採決いたします。
それでは、審議は終了して議案の採決に移りたいと存じます。
採決の手順は……

(※手順の確認の後採決が行われ、1号議案及び2号議案については原案の可決をもって修正動議が否決された。新役員体制の紹介の後に議長が「株主の皆様のご期待に応えるべく、グループを挙げて、よりよいコンテンツの制作、業績の向上に努めて参ります。引き続き、テレビ東京ホールディングスにご支援を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。」と挨拶して総会は終了。)

参考リンク


カテゴリ廃止・ランキング改変問題まとめ

ニコニコ動画の根幹をなす、全36個のカテゴリ。
それが今年6月に廃止される事を知っているユーザーは、今どれほどいるだろうか。

この記事では、6月に行われる予定のニコニコ動画ランキング改変の内容を解説すると共に、カテゴリの廃止を含め、改変により引き起こされるであろう諸々の問題についてまとめる。

ランキング・カテゴリの仕様変更概要

カテゴリを廃止、ジャンルに置き換え

2007年5月以来の伝統を持つカテゴリタグが廃止され、新たな「ジャンル」に置き換えられる。廃止までに動画に付いていたカテゴリタグは通常のタグとして自動でロックされる(タグ登録数の上限が11個になる)。

ジャンルは「アニメ」「エンターテイメント」「ゲーム」「スポーツ」「ダンス」「ラジオ」「音楽・サウンド」「解説・講座」「技術・工作」「自然」「社会・政治・時事」「乗り物」「動物」「旅行・アウトドア」「料理」「その他」「R-18」「話題」の18個で構成され、うち「話題」は運営が手動で話題のタグを設置するジャンル(後述)なので、実質的には17個に絞られる。

動画投稿時に選択する区分けとしては、36個から17個へのこれまでに類を見ない大統合となる。

「代表的なタグ」の設置

「ジャンル」の区分けが大きくなる代わりに、動画投稿者がロックしたタグのうち利用頻度・再生数等の高いものを集計し「代表的なタグ」に設定、それに基づき個別のランキングを生成する。

代表的なタグの集計はジャンルごとに行われ、10~20個ほど選定される。
集計にあたって、表記揺れや工作は手動で排除する。

「代表的なタグ」は月一回の集計のたびに入れ替わり、代表的なタグから外れたタグは即座にランキング生成が停止する。2019年5月までのカテゴリタグは、ジャンルごとに分類された上で半年間固定される。

UI面では、動画投稿画面でジャンルを選択した後、選択したジャンルのその時点での「代表的なタグ」がサジェストされる。

ニコニ広告のランキング反映廃止

ニコニ広告ポイントがランキングに反映されなくなる。代替として、ランキングページにニコニ広告枠を設ける。

今回のランキング改変で唯一ほとんど批判されない要素。

ランキングのカスタマイズ機能の追加

PC版ニコニコ動画で、いわゆる「将棋盤ランキング」の自由なカスタマイズが可能となる。

将棋盤は現在の6列から5列となり、プレミアム会員はうち4列に自由に「ジャンル」を配置できる(一つの列に任意の複数のジャンルを割り当てられる)。

残り1列は先述した「話題」ジャンルが固定されており、このジャンルでは運営が手動で突発的な流行タグを指定し、そのタグが付いた動画が表示される。

その他ランキングの仕様変更

ランキングの集計方式を変更し、手動での操作も加える事で工作による順位上昇を阻止する。(工作による数値上昇そのものを防げる訳ではない)

計算式の秘匿を目的として、再生・コメント・マイリストの個別ランキングが廃止され、総合ランキングのみの提供となる。

従来の集計方法が新ランキングとの互換性を持たないため、リニューアル後の合計ランキングは2019年6月以降の数値のみを扱う。過去の合計ランキングについては、特設ページでの公開を検討中。

問題点

「代表的なタグ」の仕様が不安定すぎる

「代表的なタグ」の仕様に、安定性がない。要は不安定に過ぎる。これがカテゴリの持つ所属感、及びそれに基づくコミュニティに、深刻な打撃を与えてしまう。

ニコニコ窓口が行った「ニコニコ動画の新しいランキング 解説生放送」によれば、運営は此度の改変によって「ランキングをユーザー主体にする、民主化する」事を目的としている。
本当に人気のあるタグならば、この仕様においてもランキングを存続させる事ができるだろうし、またこれによって従来より容易に人気のタグをランキング化できると言うのだ。

はっきり言って、狙いの表層ばかり見て実質を考慮できていないと考えざるを得ない。
まず何故今まで人気を博したタグがカテゴリ化を望まれたかという話をせねばなるまいが、それらの要望にはそもそもランキング、及びカテゴリというものの「安定性」が前提としてある。

一度カテゴリになってしまえば、よほどの事がなければ消される事はないのであるから、

・独自の順位を有し動画ごとに記録できる
・カテゴリに分類しづらい動画を迷いなく投下できる

といったカテゴリに基づく恩恵を、継続的に、享受することになる。

これこそが人気タグのカテゴリ化における主要な意義であって、これまでカテゴリに求められてきた需要であって、ランキング制度の前提となる要素であるのだ。
これがなくては新しくランキングが生成されたところで意味がない。ある月間に自分の応援しているタグが「代表的なタグ」になったところでまるで嬉しくない。これが、問題だ。

人気がないタグがカテゴリを失うのは仕方があるまい。「ファッション」「ひとこと動画」など、そのような前例はある。過疎ったタグの住人として潔く諦めを付け、タグ検索や別のコミュニティを利用して生きてゆくしかない。
それをもって空いたリソースで新たな人気のタグがランキングを得るのは自然な流れだし、喜ばしい事だ。
正直後詰めが来ないのが一番困る。

しかしながら、ランキングが出来たり消えたり出来たり消えたりピョンコピョンコピョンコピョンコ落ち着かないのは耐えがたい。どこへ行って良いのかまるで先が読めないので如何ともしようがない。これは旧来のカテゴリ、新鋭の人気タグ共に言える事だ。

もう少し具体的に話そう。現在のカテゴリタグには、それがカテゴリとして存在する事を前提とした動画シリーズやコミュニティが多々存在する。
それらは帰属するカテゴリが消滅すればそれを嘆きつつもいずれかの形に移動できるが、先に述べたような行ったり来たりを繰り返されると、どっちつかずの状態が続いた上崩壊しかねないもの達だ。
同じ事が、現在カテゴリ化されていない人気タグで、ランキングが生成された場合にそれを考慮した革新ないし移動が必要とされる動画・コミュニティにも言える。

カテゴリやランキングが安定性を喪失する事は、このようにして誰も得をしない状況を生み出してしまう。

そりゃあ私だって、ホットなタグでのランキング、MMD杯ZEROとかにじさんじとかの盛り上がりで出来たランキングが見たくないとは言わないさ。
しかしそういう需要は既存の小カテゴリのそれとは一切共通性を持たないんだ。
なんならそういうホット需要を見込むなら月1更新は遅すぎる。最低限、週1回は取らないとダメだ。

カテゴリのジャンルへの統合があまりにも乱暴すぎる

運営によると、ジャンルは従来のカテゴリグループ(将棋盤の縦列)に相当するスケールで設計されている。

運営は、従来のカテゴリタグにおける区分の如何に関わらず、各ジャンルの名称に対応した動画が投稿される事を想定・推奨しているらしい。

例えば、東方Projectの実況プレイ動画と東方曲の歌ってみたは現在「東方」カテゴリに投稿される事が多いが、改変後は実況プレイ動画を「ゲーム」ジャンル、歌ってみたは「音楽・サウンド」ジャンルに投稿する、といった形だ。

しかしながら、この方針には2つの問題がある。まず、果たしてこの従来のカテゴリにとらわれないジャンル登録が実現するのかという点についてだ。

此度のランキング改変について公表された2019年3月11日以降は、既に動画投稿画面で投稿者がジャンルを指定するようになっている。しかしそれより前に投稿された動画では、既に指定されているカテゴリタグを基に、図のように機械的なジャンルの設定が行われている。
そのように自動で設定されたジャンルが意に沿わないものであった場合、マイページの「動画情報の変更」からジャンルの変更を行うよう運営は求めているが、あまりにも情報の周知が不足している現状からすると、ほとんどの動画がデフォルトの移送先ジャンルに留め置かれる事となるだろう。

加えて、先に「代表的なタグ」の解説で挙げた「2019年5月までのカテゴリタグは、ジャンルごとに分類された上で半年間固定される」という仕様が、カテゴリタグと改変後のジャンルとをガッチリ紐付ける効果をもたらしている。
この仕様は、カテゴリ体制からの移行措置として用意されたもので、通常「代表的なタグ」が前述の通り月一更新のたびに消滅しうるのに対し、現在カテゴリタグとして存在するタグは”半年間に限って”「代表的なタグ」内での存在を保証されるというものだ。
そして、これら人為的に設置される旧カテゴリタグ出身「代表的なタグ」は、先ほどのカテゴリ-ジャンル対応表に基づいたジャンルに設置される。
要するに、カテゴリの廃止から半年間は「旧カテゴリタグは特定のジャンルに固定される」状態となるので、当然、投稿される動画も旧カテゴリに基づいて特定ジャンルに紐付けられる事になるのだ。

もう一つの問題は、もし仮に運営の思惑が実現したとしても、ジャンルの縦割りが邪魔になる、という事だ。

先述の通り、「代表的なタグ」の選定はジャンルごとに行われる。
よって「代表的なタグ」のランキングは、まずジャンルで動画を分け、その後に各ジャンル内の動画からそれぞれの「代表的なタグ」ランキングを生成する形をとる。

しかしこれは、ジャンルをまたぐ人気タグのランキングが、ジャンルごとに別々に集計・生成されると言う問題を引き起こす。

先ほど例に挙げた「東方」タグで見てみよう。現在の東方カテゴリでは実況プレイ動画、音楽アレンジ、歌ってみた、演奏してみた、MMDなど様々な方向性の動画が投稿されているが、新仕様ではこれらを横断しうるジャンルはない。
よって6月以降投稿される東方関連動画は「エンターテイメント」「音楽・サウンド」「ゲーム」などのジャンルに分散されて投稿される事になる。

そして、上記の仕様によれば、そのそれぞれのジャンルで別々に東方ランキングが生成される事になる。これはコミュニティにとって明らかな大打撃である。
しかもそれは東方タグが「代表的なタグ」たり得る人気を各ジャンルで持てた場合の話で、最悪ランキングが消滅しかねない。

同じような事がアイドルマスターVOCALOIDにも言えるだろう。

ところで過去の東方・アイドルマスターカテゴリ動画は「ゲーム」ジャンルに自動的に輸送されるらしいが、これらのカテゴリが元は「音楽」カテゴリから分離させられた事を運営は覚えているのだろうか。
そして、その際の強制カテゴリ変更で混乱を生んだ事について、去年末にも自分たちが「あの混乱を再発したくない」と言っていた事を?

動画の「過去○位」表示がジャンル単位になる

動画プレーヤーの右上にある、順位表示。
現在ここではカテゴリランキングの前日順位と過去最高順位が表示され、投稿者のモチベーションの一つとなっている。
しかし、動画投稿時に選択する区分けがカテゴリからジャンルになる以上、当然ここの順位も「ジャンルランキングのもの」に変わる予定である。
つまり、例えばボカロ曲を投稿したとして、今まではVOCALOIDカテゴリでの順位が表示されていたところ、改変以後は「音楽・サウンド」ジャンル内での順位が残るようになる。
ちなみに旧カテゴリタグで音楽・サウンドジャンルに移送されるものの一覧がこちら。
そして、今までに投稿した動画の順位記録は、此度の改変と共に、消えてしまう。

一応、要望を受けて「代表的なタグ」単位での順位表示も検討中ではあるらしいが、3月に「検討する」と言ったきり続報がない。
仮にそれを実現させるとして、動画にロックされたタグのうちどの「代表的なタグ」を採用するのか(一つの動画に複数の「代表的なタグ」が存在する事は十分あり得る。例えば「VOCALOIDオリジナル曲」タグが代表入りする可能性もあるのだし)、採用された「代表的なタグ」が代表落ちしたらどうなるのか、といった問題が噴出する。

また、現状は300位辺り(音楽・ゲーム・エンタメ・アニメカテゴリは1000位?)まで集計・記録しているとおぼしきこの順位表示であるが、改変後のランキングは「代表的なタグ」では100位、ジャンルでも1000位までしか集計されないようであり、これもまた問題視されている。(※この点は下調べが済んでおらず若干不確かです)

過去順位表示に関しては、「現在は1日1回の集計時の順位で過去最高順位を記録しているが、改変後は毎時単位での最高順位を記録する」という改善ポイントもある事にはあるのだが、上記の諸々の問題で霞んでしまっている。

ランキング動画への影響

※この部分の記述は実際に大手ランキング動画製作者の方々からお話を伺った上で書いている。

ニコ動の歴史を彩ってきた、ユーザー製のランキング動画。
今回のランキング改変が発表された時、いわゆる新着縛りを設けていないランキング動画は、すべて廃業を言い渡されたに等しかった。

というのも、現在ほとんどのランキング動画は、各カテゴリの再生ランキング・コメントランキング・マイリストランキングのRSSをニコニコランキングメーカーで取り出して、その数値を各々の計算式に当てはめる事で製作されている。
カテゴリが廃止されるばかりか、再生・コメント・マイリストの各ランキングさえも工作対策のためにブラックボックス化される今年6月以降に至っては、集計対象の動画での値を手動で逐一入手しなければならない訳だが。
新着縛りさえあれば、APIを利用してなんとかできない事もないものの、過去全ての動画から集計するタイプのランキングではまずそれは不可能であるからだ。

具体的には、週刊ぼかうたらん・歌らん・ニコランなどは、このままでは6月以降に投稿が継続できなくなる。

幸いにも、運営はランキング動画の存続について強い関心を示し、何らかの形でデータ提供を行う腹づもりを明かした。
しかしながら、もう5月も終わろうというのに未だ具体的な提供方法が一切告知されていない。
これについてランキング編集者の中にも不安を抱く方が出ている。
ランキング作成ツールの改造にも時間を要するし、この分だといくつかの週間ランキングは改変前後に休止期間がおかれるかもしれない。

再生・コメ・マイリス累計合計ランキング消失

さて皆様、大分前の方で挙げたこの改変内容を思い返して欲しい。


「計算式の秘匿を目的として、再生・コメント・マイリストの個別ランキングが廃止され、総合ランキングのみの提供となる。」


これらが何を意味するか、おわかり頂けるだろうか?
各要素の個別ランキングが廃止される。これには当然合計ランキングも含まれる。つまり我々ユーザーは、6月の改変以降、「今ニコニコ動画で一番再生数の多い動画」を知る手段、カテゴリ合算 合計 再生 ランキングを失う。(ここで画像フェードで出す)
コメント、マイリスについても同じである。

合計再生・コメント・マイリスランキングが無くなる事によって、「けもフレ1話がごちうさ1話の再生を抜いた」とか、「VOCALOIDオリジナル曲で一番累計コメント数が多いのはうろたんだー」とか、そういった話が一切できなくなってしまうのだ。

再生・コメント・マイリスの各ランキングを廃止する理由は、工作者がランキングの計算式を暴くのに利用される事を恐れての事と、運営からは説明されている。
しかし合計ランキングにおいてはこういった事は一切関係ないはずだ。なぜなら、一般に公開されているAPIを用いれば、簡単に全動画の再生・コメ・マイリスを上から順に出せる、つまりコマンドが叩ければ合計再生・コメ・マイリスランキングと同じデータが得られるのであるから、これを隠したところでAPIを叩けない一般ユーザーが困るだけだ。
これは地味で、それでいて大いなる問題である。

過去ランキングが見えなくなる

現在はプレミアム会員特典として過去のランキングがGUI上で閲覧できるようになっているが、改変後は過去の「代表的なタグ」をUI上で再現する事が難しいので、データとしてのみの提供になる。このデータは誰にでも閲覧可能。
この点もデータの参照性が低下するとして批判があるが、それ以前に、提供される「データ」なるものの形式や内容がランキング動画の件と同じく未だ判明していない点が真の問題だろう。

「ランキングのカスタマイズ」の問題

将棋盤ランキングのカスタマイズは、確かにユーザーからの要望にはあった。
しかし、これはカテゴリタグの存在を前提とした要望だった。つまり、ある列にはMMDを、ある列には歌ってみたを、というカスタマイズが求められたものなのだ。
しかし実際の仕様では、あくまで17個のジャンルをグループでくくって配置できる機能に過ぎず、任意のタグを配置する事ができない。
繰り返すがこれはある程度文化別に分けられたカテゴリタグというものを自由に配置するからこそ意味のある要望であって、改変後のような凄まじく大ざっぱなジャンル区分けをもってしてはほぼ何のメリットもない。

また盤中の一列に固定されるという「話題」ジャンルであるが、これは先に挙げたとおり運営が主導で人気のタグを配置し、そのタグをロックした動画が表示されるジャンルであり、これをもって月一更新の「代表的なタグ」がカバーできない突発的な流行をおさえるという。
つまるところここには「運営公認おもしろコンテンツ」が陳列される事になる。

ろくでもない事になるのは、容易にご想像頂けるかと思う。

それよりは「ジャンル合算総合ランキング」を入れる方が良いのでないか、という意見もある。


まとめ

ニコニコ運営は、川上時代のniconico(く)発表会の教訓から「ユーザーとの対話」を重視する方針を打ち出し、Twitter窓口の開設やユーザーと交流・議論するSlack鯖の開催などの様々な対話施策を行ってきたが、ここにきて再びかつてのようなディスコミュニケーション病を発症してしまった。

窓口担当の生放送において、運営は「ユーザーの声を聞いて」今回のランキング改変に至った、というような口ぶりをしばしば使っていた。
しかしこれは欺瞞である。

運営は、今挙げたSlackの一つ、「ニコニコ動画カテゴリ検討Slack」においてユーザーから出された意見を元に今回の改変を行うものとしている。
ところが、そのSlackにおいて、長期的なランキングのありように関する明確な結論は出ていない。

つまるところ、あのSlackでユーザー各々が奔放に投げあった、纏まりを持たない意見のかたまりから、自分たちの望む方向性に合ったものを抽出したことを、意見を聞いた実装としているのだろう。

それどころか運営は、あのSlackでユーザーが出した意見による成果を台無しにしたり、意見そのものを歪曲して捉え実装したりしている。

まずわざわざSlackでの議論を経て設置した「バーチャル」「MMD」「ASMR」「鉄道」「TRPG」5つの新カテゴリタグだが、これらのうちほとんどが改変によって(半年の特別固定期間が終わった後に)消滅の危機にある。

「バーチャル」はバーチャルYouTuber関連動画を扱うもので、このカテゴリ名について商標云々で激論になったのだが、タグの人気的に「バーチャルYouTuber」の方が代表的なタグとして残る可能性が高い。「MMD」はマルチデバイス的観点からタグ名の長さが云々で略称の方が採用されたのであるがこれも同じく「MikuMikuDance」が残る可能性が高い。つまり元の木阿弥という訳だ。

この2つはまだマシな方で、「ASMR」と「TRPG」は移送先ジャンルが激戦区なのでほぼ確実に消滅する。そもそもこれらのカテゴリは運営が「投稿数がそう多くなくとも独自の文化を持つもの」として追加を提案したものなので、タグとしての人気を最重要視する今回の改変とは相反する存在である。
こうしたカテゴリが得たばかりの独立性を喪失する不安定さが、そのコミュニティに深刻な打撃を与える事は先述したとおりである。唯一残りそうなのは「鉄道」くらいか。

つぎに意見の歪曲についてだが、まず先に挙げた「ランキングのカスタマイズ」の話もそうだが、カテゴリ検討Slackで出された「公式アニメ」カテゴリの設置案もこれに含まれる。

アニメカテゴリからアニメの公式配信を隔離するこのカテゴリは、一旦Slackで設置が約束されたものの、「公式配信用のツールでアニメカテゴリをハードコーティングしていた」という理由から延期になっていた。
そして此度の改変で、運営は「将棋盤ランキングのカスタマイズで、チャンネル動画を含むかどうかカスタムできる」事をもってこの意見に応えたとしている。

これもまた要望の意図を大きく読み間違えたものである。公式アニメを隔離すべきだという要望は、将棋盤では無くアニメのランキングページを見やすくしたい、また動画プレーヤー上の過去順位が公式アニメによって著しく下がるのを防ぎたいといったニーズからなされたものであって、将棋盤のカスタマイズではこれらへの対応にはなっていない。

運営のディスコミュニケーション再発を示す兆候は他にもある。先述したランキング動画への対応の件だ。
運営は、以前行われた生放送APIの仕様変更について、窓口で大きく告知した上で一ヶ月半の移行期間を取り、関連するユーザー製ツールの製作者に対し期間中のツール改修を求めた
しかしながら此度の改変においては、ランキング動画制作ツールの大幅な改修が避けられない状況であるにもかかわらず、未だ新しいデータ提供の方法について告知されていない訳だ。

そしてこれらの変更は、ベータ版提供等の措置を一切執らず、今年6月に突然行われる。

現状ちゃんと周知できてないだろこれ

なまじジャンルの設定が奥深くにしまわれているために、カテゴリがジャンルに置き換わる事が全く周知できていない。集計母体の変更は投稿者へ特に影響するものだから、マイページやら何やらにしつこいほど告知すべきだろう。何故たかが二、三のインフォでお茶を濁しているのだ。

特に、既に動画投稿時にジャンルを設定する必要が出ている事が知られていないのがものすごくまずい。3月11日以降今までに投稿された動画で、「ジャンル未設定」=6月の改変以後にランキングに載らない状態 になっている動画がどれほど多くある事だろうか。

運営に求める事

運営の思考として、カテゴリとランキングを紐付けしているのが良くない。

運営の尾崎さんは「ランキングをユーザー主体にする、民主化する」という考えで動いているそうだが、「ランキングのニーズ」はある程度見通せている割に、本来それと同期する必要のないカテゴリの仕様まで一緒にいじろうとしているのが現状だ。
カテゴリのランキングはあった方が良いにしても、ランキングはカテゴリ以外の集計基準をいくらでも持って良いのだが、どうも運営は「カテゴリはランキングの集計のためだけにある」と考えている節がある。
これはランキングと関係ない「カテゴリのニーズ」を認識できていないからである。

運営は、カテゴリのニーズを理解した上で、この記事で挙げたものを含む諸々の問題を把握し、ユーザーの要望にその表層だけでなく背景まで見通した上で応えていただきたい。
「ユーザーの声を聞く」というよりは「ユーザーと相談する」つもりで運営してほしい。

そして、どうにかこの改変の周知にはげみ、特にジャンル未設定の投稿動画があるユーザーに対してはしつこいほど告知していただきたい。

ユーザーがすべき事

お前ら今声を上げないと老害だと思われるぞ。

これに尽きる。

この画像を見て欲しい。改変の内容について説明した運営生放送の最後にあったアンケだ。

見ての通りアンケでは過半数が肯定的に評価した。であるからこれを担保に運営は新仕様施行を推し進められる状態だ。

この生放送のコメントにしても、「今回の改変に反対するのは自分のカテゴリが消えないか心配な老害」という意見がかなり多く出ている。わざわざろくに周知されていない運営放送に来ている、という時点で新しもの好きな連中が多くなるバイアスがかかったのだろう。

そして、このままでは運営はこういった反応だけを参考にこれからniconicoを運営していくだろう。ただ仕様が変わるのが問題なのじゃない、安定性がなかったり、手順が乱暴だったりするのが問題だ、という事を改変の前から主張していかないと、後から声を上げても「老害が騒いでいるだけ」と見なされてしまう。

だから、、行動する事が必要なのだ。
ニコニコ窓口担当のTwitterやコミュニティをフォローして最新の情報を把握し、それを基にツイートや生放送で訴えたり、動画や静画やブロマガを公開したり、お問い合わせフォームに投稿したり、また運営に代わって多方面にこの事を周知したりしなければならない。
その際には既にブロマガで広く利用されている「ニコ動ランキング改変2019意見リンク」というタグをniconico全体で使っていく事が望ましい。

全ニコ動ユーザーは危機感を抱くべし。





…ところで、このインフォでひっそりと、動画ランキングに関するニコレポの提供を6月6日(木)までで終了させる、と書いてあるのだけど。
そういうこと、なのかな……。

解説生放送を見て。誤解ではない、誤解ではないんだ!

この解説生放送を、見た。

要点だけ先に書く。

誤解ではない。
理解した上で根本的な点について意見している。


私はいわゆる「老害」ではない。
老害を自覚する老害などおるまいとかいった話では無く、むしろ自分は新参に位置する人間であり、また時代に応じた改革のための既存コンテンツの犠牲は本末転倒に至らない限り甘受できるし、例えばここ最近のVTuberブームによる需要を肯定的に語ったりもしているとかいった話でもない

人間誰しも価値観を更新できなければ老害たり得るのであるが、今回私が主に指摘するのは、運営側の語る価値観とその実行手段の不一致の問題であるのだ。
「価値観」は理解するし賛同もするが、手段がそれに伴っていない、という指摘だ。

今回解説放送を聞いて、確かにこちらの「誤解」はあった。あったのだが、どうも運営の方々は、今件にまつわる批判を全て「誤解」によるものと考えていないか?

一昨日(もう一昨昨日か)の放送の後の対応も、今回の解説生放送での態度も、そういう思考の元で動いていたように私には見えた。
であるならばそれは間違いだ。多少は誤解による影響もあった事は否めないが、批判の大きな要因として「小カテゴリの"代表的なタグ"での置き換え」という事実が存在するからだ。

…どうもこれを挙げると老害認定を受けやすいらしい。既存カテゴリという既得権益にしがみつき、新しいタグのランキング化を妨害する自己中であると。
しかし今わたしが取り上げるのはそういった観点からではない。今回は2つの点に絞ってその問題性を述べたいと思う。

1.安定性がない

ランキングに「安定性」がない。要は不安定に過ぎるのだ。

今回発表された仕様では、一ヶ月に一回、ジャンルごとに被投稿動画でのタグロック数などを加味した「代表的なタグ」を10~20個程度選抜し、それぞれの代表的なタグにランキングを生成するという。
本当に人気のあるタグならばこの仕様によってランキングを存続させる事ができるだろうし、またこれによって従来より容易に人気のタグをランキング化できると言うのだ。

はっきり言って、狙いの表層ばかり見て実質を考慮できていないと考えざるを得ない。
まず何故今まで人気を博したタグがカテゴリ化を望まれたかという話をせねばなるまいが、それらの要望にはそもそもランキングというものの「安定性」が前提としてある。

一度カテゴリになってしまえば、当分の間は消される事はない(永遠ではない。ファッションタグ等の件を留意すべし)のであるから、独自の順位を有し動画ごとに記録できる、カテゴリに分類しづらい動画を迷いなく投下できる、といったカテゴリに基づく恩恵を継続的に享受することになる。
これこそがタグのカテゴリ化の主要な意義であって、これまでカテゴリに求められてきた需要であって、ランキング制度の前提となる要素であるのだ。
これがなくては新しいランキングが生成されたところで意味がない。ある月間に自分の応援しているタグがランキング化されたところでまるで嬉しくない。これが問題なのだ。

人気がないタグ(カテゴリ)がランキングを失うのは仕方があるまい。そのような前例はある。過疎タグの住人として潔く諦めを付け、タグ検索やまた別のコミュニティを利用して生きてゆくしかない。
それをもって空いたリソースを新たな人気のタグがランキングを得るのは自然な流れだし、喜ばしい事だ。正直後詰めが来ないのが一番困る。

しかしながら、ランキングが出来たり消えたり出来たり消えたりピョンコピョンコピョンコピョンコ落ち着かないのは耐えがたい。どこへ行って良いのかまるで先が読めないので如何ともしようがない。これは旧来のカテゴリ、新鋭の人気タグ共に言える事だ。

現在のカテゴリタグには、それがカテゴリとして存在する事を前提とした動画シリーズやコミュニティが各々存在する。それらは帰属するカテゴリが消滅すればそれを嘆きつつもいずれかの形に移動できるが、先に述べたように行ったり来たりを繰り返されるとどっちつかずの状態が続いた上崩壊しかねないもの達だ。
同じ事が、現在カテゴリ化されていない人気タグで、ランキングが生成された場合にそれを考慮した革新ないし移動が必要とされる動画・コミュニティにも言える。

カテゴリやランキングが安定性を喪失する事は、このようにして誰も得をしない状況を生み出してしまうのだ。

そりゃあ私だって、ホットなタグでのランキング、MMD杯ZEROとかにじさんじとかの盛り上がりで出来たランキングが見たくないとは言わないさ。
しかしそういう需要は既存の小カテゴリのそれとは一切共通性を持たないんだ。
なんならそういうホット需要を見込むなら月1更新じゃあ遅すぎる。せめて週1で取らないとダメだ。

2.ジャンルの縦割りが邪魔になる

これはもしかすると運営からの説明で解消するかもしれないし、何なら私の勘違いかもしれないので、1.よりは重要度が低い。
しかし勘違いでなければ問題であるので書く。

運営からの今日書かれた告知にこうある。

たとえば、「音楽・サウンド」のジャンルにおいて、1000位まですべての動画が「歌ってみた」のタグがついているような場合であっても、「ボーカロイド」という代表的なタグを選択すると、「ボーカロイド」タグのついた動画だけが100件、ランキングで表示されます。

放送の内容を鑑みても、私の理解が正しければ、まずジャンルで動画を分け、その中でのホットなタグを月1で代表的なタグに選定し、それからそのジャンル内でのその「代表的なタグ」を有する動画をランキング化する、といった内容で良いと思う。

しかしこれは、ジャンルをまたぎうるタグのランキングが分散すると言う問題を引き起こす。

例えば東方。このカテゴリではプレイ動画、音楽アレンジ、歌ってみた、演奏してみた、MMDなど様々な方向性の動画が投稿されてきたが、新仕様ではこれらを横断しうるジャンルはない。よって6月以降投稿される東方関連動画は「エンターテイメント」「音楽・サウンド」「ゲーム」などのジャンルに分散されて投稿される事になる。

そして、上記の仕様が正しければそのそれぞれのジャンルで東方ランキングが生成される事になる。これはコミュニティにとって明らかな大打撃である。しかもそれは東方タグが代表たり得る人気を各ジャンルで持てた場合の話で、最悪分散して消滅しかねない。

同じような事がアイドルマスターVOCALOIDにも言えるだろう。

ところで過去の東方・アイドルマスターカテゴリ動画は「ゲーム」ジャンルに自動的に輸送されるらしいが、これらのカテゴリが元は「音楽」カテゴリから分離させられた事を運営は覚えているのだろうか。そして、その際の強制カテゴリ変更で混乱を生んだ事について、去年末にも自分たちが「あの混乱を再発したくない」と言っていた事を?


ではどうすれば良い?

ひとまずこれら2つの問題を解決するのであれば、既存のカテゴリ需要を満たしつつ新たな需要に応えるため、代表的なタグを年1更新の「定番のタグ」と週1更新の「話題のタグ」に分け、またジャンル分けが難しい動画のための「殿堂」ジャンルを創設(ジャンル名は何でもいい)し、かつての御三家及びバーチャル・MMDなどのカテゴリの動画の移行先をそのジャンルに設定する、といった対応も考えられるだろう。

<もう夜も遅いので一旦ここでPostして、木曜か金曜にまた加筆します。>

↑と書いておいて長らく放置してましたすいません。色々と忙しかった。

確かに運営生放送で解決した懸念もあるにはあった。動画にタグとして付いたカテゴリタグはどうするんだという問題は、タグ上限数を11個に拡大すると明言された事で解決したし、代表的なタグに対する工作が行われる可能性については、人力でのフィルタリングを行うという方針が示された。
しかしながら、今回のランキング改変計画には上記の内容も含め今なお様々な問題がある。
近いうちに諸々の問題をまとめた記事を一本書こうとしている(これはどうにかして書かないと不味い)。


【ランキングが】ニコニコ運営生放送を見て【危ない】

ええと…まず私は何から話せばよかったのだっけ。

今回の運営生放送(lv318482725)では新情報が本当に沢山あった。ニコるがプレミアム会員限定機能として復活、実験放送は今夏よりニコ生への機能の移行を開始しその後に終了、nicocasアプリは将来的にniconicoアプリの生放送視聴機能とニコ生配信専用アプリを吸収し「ニコ生用アプリ」として存続(動画と生放送のアプリを分離)。ビームマンPがMMD杯ZERO2の開催を告知(間に合えば私も出ようと思う)。

そして音声マルチエフェクトソフトのAudio Input FX LEが通常8000円のところ10月までの期間限定でニコニコ会員(一般含む)に対し無料配布。コーラス・ディレイ・リバーブなどのエフェクトをソフトウェアのみでかけられる優れものである上に、ボイスチェンジャー機能がかなりの高性能で搭載されておりVTuber活動にも適している。
このような物を無料で配布してしまうとは、ニコニコ運営の人脈は化け物か。ゲストの面々もしきりに驚いていた。

だからひょっとすると私は、このソフトのニコニコユーザー向け紹介記事を誰よりも早く書こうと意気込んでいたかもしれない。

ランキングの件がなければ。

ニコニコ動画のランキングリニューアルの件については、今日の16時半に情報が出ていて、それを見た時点で賛否両論を巻き起こしそうだとは思ったので、やや纏めるのに時間を要しつつ私は以下のような記事を書いた。

【速報】ニコニコ動画ランキング・カテゴリ大改訂詳細【運営生放送20時~】https://ch.nicovideo.jp/crb/blomaga/ar1739596

この記事自体にもある程度の懸念は書いたけれども、書き上げた後放送を待機する間に思ったのが、「そういえば、流行になるほどの動画投稿数がないカテゴリはどうなるんだ?」と言う事だった。
インフォによれば利用頻度の高いタグが「代表的なタグ」に登録されるのだから、いわゆる過疎タグは消滅する可能性があった。

そんな事を考えつつ運営生放送に望んだのだが…
正直なところ、予想以上の問題がそこにはあった。

明かされる真実

まず、「代表的なタグ」は、それぞれにランキングを生成する物ではなかった

[大カテゴリ+小カテゴリ]という構成から、[ジャンル+代表的なタグ]という構成に変更」等と書かれたものだからてっきり今の小カテゴリのように個別にランキング生成を行う物と思っていたが、実際は単に、ランキング結果を「フィルターする」為のものだったようだ。
つまり、将来のニコニコ動画の「ランキング」と言えばあの19個の「ジャンル」のみを指すのであって、そこにおまけとして"投稿数の多い今ホットなタグ"がずらりと表示されて「フィルター」ができる、といった形だ。

今年6月以降の動画ランキングは、「アニメ」「エンターテイメント」「ゲーム」「スポーツ」「ダンス」「ラジオ」「音楽・サウンド」「解説・講座」「技術・工作」「自然」「社会・政治・時事」「乗り物」「動物」「旅行・アウトドア」「料理」「話題」「R-18」「その他」「未設定」の19個のランキングのみが生成され、その他下部のランキングは、一切、存在しなくなる
更に、集計対象も「総合ランキング」以外の全て(再生・コメント・マイリスト)が廃止され、ついでに合算ランキングも過去のランキングの参照機能もなくなるというのだから、なんと言うべきか、むしろ何が残るのかわからない。

よって、「ランキングのカスタマイズ」も、あくまでこれら19個のランキングをグループでくくれる機能に過ぎず、任意のタグを配置する事はできない

加えて不味いのは、このフィルター機能のための「代表的なタグ」の選出、なんと月1で行うのだそうだ。それではユーザーによる企画や祭りに対応する事など望むべくもない。
度しがたく雑な事をいわれたものだから、つい生放送では「せめて3日に一回は必須」などと呆けたコメントを打ってしまったが、冷静に考えてみればそれこそ今のランキングのように毎時更新が必要な類の話であろう。

再三問うが、これではニコニコ動画カテゴリ検討Slackの意味はどこにあったというのだ。必死になって議論した「バーチャル」も「MMD」も、これじゃあ元の木阿弥じゃあないか。タグごとの人気度調査なんて「人気の高い順」でタグ検索すれば事足りるんだから、個別のランキングが生成され順位が共有される事に意味があったんじゃないか。大きなくくりとしてのカテゴリに収まる事に、意味を求めて、あんなSlackを立てたんじゃないのか。
いやこれらはまだ元の木阿弥だからまだ良い、ASMRとかTRPGとか鉄道とかいった同期のカテゴリ達は、得たばかりのその独立性を著しく喪失する事でむしろ前よりもコミュニティがちりぢりになるだろうよ。

書き忘れていたが、生放送によればこれらの変更は今年6月に行われるらしい。
ベータ版等の提供もなく、急に、だ。

とかくこういった変更はランキングの解体に等しい。
そしてこれらが、いわゆる「ランキング動画」を滅亡の危機にさらしている。

ランキング動画への影響

今回発表された仕様変更で、「投稿から二週間以内の動画のみ集計」といった新着縛りを設けていないランキング動画は、ほぼ将来的な廃業を言い渡されたに等しい。

というのも、現在ほとんどのランキング動画は、各カテゴリの再生ランキング・コメントランキング・マイリストランキングのRSSをニコニコランキングメーカーで取り出して、その数値を各々の計算式に当てはめる事で製作されている。

ほとんどのカテゴリが廃止されるばかりか、再生・コメント・マイリストの各ランキングさえも「工作対策のため」にブラックボックス化される今年6月以降に至っては、集計対象の動画での値を手動で逐一入手しなければならない訳だが。
新着縛りさえあればなんとかできない事もないものの、過去全ての動画から集計するタイプのランキングではまずそれは不可能であるからだ。

具体的には、週刊VOCALOIDランキング週刊歌らんニコラン年刊BBEMYBABYランキング、これらは全て今年6月以降に投稿を継続できない

これらの記述は実際にランキング製作に携わっている方々から伺った話で書いている。
私は、この事実に対するsippotan氏の対応を知るため、来週のぼからんを久々に視聴しようと思う。

どうするのこれ

はじめ私は、「代表的なタグ」に既存の小カテゴリを常設させ、その上に人気のタグも加える形であればある程度この問題を解決できると思っていた。

しかし「代表的なタグ」が単なるフィルター機能であった事、上記のランキング動画の事などを考えるとこれだけでは済まない事がわかった。
そうなると気になってしまうのが「どうして運営はこのような行為を実行したか」だ。最近やたらユーザー製ツールへの配慮を唱えていたくせに、ニコニコランキングメーカーを永久に無効化させるような仕様変更を、テスト期間もおかずに強行するとは。

明日から突然これにならないだけ、10年前よりはマシなのかもしれないが……そんな比較は無意味だ。

どうしてこうなった。

一応これらを解決しようという動きはある。あるが、今後がわからない。

頭が回らないのはショックのせいか眠いせいか……多分眠いせいだ。
まだまだ書くべき事はある気がするし、どこかにタイプミスでもあるかもわからないが、とにかく今日は、ここで筆を置く。

3/13追記

どうも「代表的なタグは単なるフィルターに過ぎない」というのは間違いだったようだ。
代表的なタグ1つごとに独自のランキングが生成されるという当初の理解で正しかったらしい。
運営の方も生放送での告知の仕方が不味かったと謝罪していた。

これからランキングについての窓口の生放送があるので、見る。
感想もできるだけ早く書く。

3/14追記

感想書きました。

解説生放送を見て。誤解ではない、誤解ではないんだ!